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これから親になる方々へ
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2005・10・19(水)にアクトで障害児についての例会をやらせていただきました。
そのときの、資料を載せました。

一人でも多くの方が「軽度発達障害」について知り、理解していただけることを願ってます。
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「これから親になる方々へ」

2006/10/11 02:25
「これから親になる方々へ
〜障害児について知ってもらいたいこと〜」



以下にまとめたものは私が研修にいったり参考資料を読んだり、障害を研究されてる先生と話したりして個人的にまとめたものですので、「絶対にこう」というものではありません。まちがっていることもあるかもしれません。「軽度発達障害」は個々によって様々で、その症状も対応もちがいます。あくまで「こういう傾向にある」ということを知っていただけたらと思いつくったものですのでご理解ください。
・ はじめに

・軽度発達障害とは

○広汎性発達障害
<自閉症> ・自閉症の理解・自閉症児の特徴・特徴的な行動     
<アスペルガー症候群>・アスペルガーの理解・特徴
・ 環境への配慮・支援
・支援の基本姿勢・支援のポイント・具体的な方法・
   ・問題行動、パニックへの対応

○ADHD(注意欠陥多動性障害)/LD(学習障害)
<ADHD>・ADHDの特徴・特徴的な行動・発達段階での特徴
・ADHDのこどものよいところ
<LD>  ・LDの特徴・脳の障害の連続性
・ ADHD、LD児への環境の配慮・支援
・ さけたいこと
・ 行為障害
  

・まとめとして



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はじめに

2006/10/11 02:12
はじめに
 * 「この子変わってるな」と思っていた友達はいませんでしたか?
* 映画「レインマン」を見たことありますか?
* アインシュタイン、エジソン、ダリ、ピカソ・・才能あふれる変わった人たちについて知ってますか?
* トム・クルーズがどのように台詞を覚えているか知ってますか?
* 凶悪犯罪児が「無知による被害者」でもあることを知ってますか?


「幼稚園」という場所で仕事をさせてもらってから、多くの子どもたちと出会ってきました。その中には、理解されにくい障害を「個性」としてもっている子どもたちがいて「親のしつけがわるい子」「変わった子」「ちゃんとしてない子」という間違った判断をされ苦しんでいる姿もたくさん見てきました。
ある幼稚園のお母さんからクラスメイトを指して「先生、私ちゃんとしていない子きらいなんですよ」という言葉聞きました。その子が軽度発達障害の子だと知らずに目に付く行動などで「ちゃんとしていない」という判断をされてしまったのです。そのように「知らない」ということが誤解や偏見を生み、子どもたちの可能性や良いところを隠してしまうということに気づかされました。
私自身そのような「個性」を持った子どもたちとの関わりに悩み、苦悩する中で「知らなかったが為に出来なかった事、間違っていた対応」も多くありました。でも、その子たちと過ごした日々の中で言葉には言い表せないすばらしい経験もたくさんさせてもらいました。後悔と反省もふまえて  『知ること』が最大のサポート方法になるのではないかと思い今回の例会を提案させていただきました。
今現在、軽度発達障害の子どもがいない教育機関はないといわれてるほど、私たちの周りには理解されずまた、適切な対応がされず苦しんでいる子どもたちがたくさんいます。そのような子どもたちは生きづらい環境の中で自分の居場所を見つけ一生懸命生きています。また、障害の名前だけが先走ってしまった悲しい事件も数多くあります。この様な様々な事件を引き起こしている場合はいずれも「未診断、未治療」であり、診断を受け治療教育を受けてきた子どもにおいては、犯罪や触法行為は極めて例外的です。もっとも確実な予防法とは、早期に診断がなされ、きちんとした治療が行われることだと言われています。まちがった対応をした場合三分の二が非社会的、三分の一が反社会的になってしまう(精神科医佐々木正美「気になる連続性の子どもたち」より)適切な対応をしていればそういう問題は起こさないと言えます。しかし、無理解・誤解のまま適切な対応をしない為に二次的な情緒障害を引き起こしてしまうのです。この子は「なんでもない子」だと思うのは愛情ではなく、無理やりまわりの願望や欲望を子どもに背負わせるだけだと思います。目が見えない人が何かにつまずいて怒る人がいないように、耳の不自由な人に「どうして聞こえないんだ」と言わないのと同じように、相手のことを理解し受け入れる。相手の欠点・苦手なことを「認める」という上から見下ろした態度ではなく「そのままでいいよ」という相手のそのままを受容する事が大切ではないでしょうか。軽度発達障害の子どもたちの症状は多数派として生きている私たちから見ると「弱点・欠点・障害」ととらえがちですが、それは多数派の社会での生きる辛さにつながります。どんなことが困難かということや、正しいサポート方法を知ること、そして、彼らを受け入れ、信じることが大切であると思います。私たちが作りだした環境の持つ意味や文化と、軽度発達障害の子どもたちがそれを認知・知覚・理解するものとの間にはさまざまなギャップがあり、彼らが私たちの作り出した文化を理解することは大変困難です。そのギャップをひとつひとつ丁寧に埋め合わせ、私たちから歩み寄り尊重し、調和して生きていくのが多数派として生きている私たちの義務ではないかと思います。また、「この子は障害をもっている」と決め付けるのではなく「ちょっとちがうけどこういう面がある」といういいところをたくさん見つけてほしいと思います。
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軽度発達障害とは

2006/10/11 01:50
軽度発達障害とは・・認知、言語、社会性、運動の領域における発達の障害の程度が軽く、一見して障害とわかりにくい状態
                     
____________________________________               |
|軽度発達障害 |
|    __________  ____________________ |
|   | 広汎性発達障害    |  |注意欠陥多動性障害(ADHD)| |
|   | * 自閉症       |    | 学習障害(LD) | |
|    |*アスペルガー症候群 |  ___________________| |
| |_________________________________| |
| 発達性協調性運動障害 軽度精神発達遅滞 |
|
|____________________________________

広汎性発達障害(米)=自閉症スペクトラム障害(英)=PPD=自閉症圏内
    ↓
     特定不能の広汎性発達障害          広汎性発達障害
                       ・社会的相互的の障害
    自閉性障害           ・コミュニケーションの質的障害
         アスペルガー障害       ・想像力の障害
 

レット障害     小児期崩壊性自閉症



<自閉症とは>
1943年アメリカのレオ・カナー(精神科医)により報告された。
統合失調症の症状のひとつである「自閉症状」と似てるため「自閉症」と名づけられたが、全く別の脳の障害である。
長い間、自閉症は「情緒障害」であると誤解されてきたが、小脳・大脳辺縁系から大脳にいたる広範囲な領域で障害があると推定されている。

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自閉症の特徴

2006/10/11 01:44
自閉症児の特徴

Aコミュニケーションの障害
・ 話し言葉の発達の遅れが見られる(身振りなどで補おうとしない)かなりの高い率
・ 会話を始めたり続けたりすることが難しい。
・ 同じ言葉を繰り返しいったり、独特の言葉使いをする。
・ ごっこ遊びや模倣遊びが少ない・相手とのやりとりがある遊びが難しい。

B興味や行動の幅が狭く常同反復的
・ 常同反復的な興味に没頭する
(繰り返し行うことが楽しい:例:エレベーターのボタンを30分押し続ける。)

・ 決まった行動にこだわる。
(それをしないと落ち着かない・決まった事をしないと次の行動に移れない:例:どんな道でも直角に曲がる。障害物があったらどくまで動かない*映画『レインマン』より)

・ 常同的な行動が見られる
(ぴょんぴょんはねる・体をゆする→自分だけの環境をつくりその中に入り込む)

・ 物の本質や部分や機能とは関係のない要素にこだわる
(例:電気のスイッチをつけたりけしたりする。水道から流れる水をずっと見ている)
C社会性・対人関係の希薄
・ 視線・表情・姿勢・身振りなどを人とのやりとりを調整するための手段としてうまく使えない
(例:視線が合わない。相手の感情を読み取れない)

・ 対人関係を作れない。
(例:発達年齢のレベルに合った遊びができない)

・ 対人関係や情操の交流における相互性が乏しい
(例:みんなと達成感が味わえない)

・ 喜び・興味・達成感を人と共有することが少ない。常同反復的な興味に没頭する。

・ 相手の気持ちが読めない。恥ずかしさや周囲の迷惑もわからない
(例:お葬式で笑ってしまう)


自閉症児の特徴的な行動
・ 周りの世界が何をいみしているのかがわからない

・ 話し言葉の理解が乏しい

・ 他者の状態や感情がわからない。自分の感情がうまくできない。

・ 人とのやりとりがむずかしい(冗談がきかない、表情がよめない)

・ 言葉は文字通り受け取りインプットされる
(例:大変つまらないものですが→つまらないものとして理解する)

・ 見通しを持ちにくい、変化に対応できない、行事が苦手、突然の変更ができない
(例:『後マラソン1周追加』→パニック)

・ 感覚刺激に対して特異な反応をする
(例:頭をぶつける。キーキーと声を出す。耳をふさぐ)

・ 自分からのコミュニケーションがむずかしい
(じぶんの気持ちを相手に伝えることが困難)

・ 過去の記憶が鮮明、五分前も10年前も同じ過去
(例:15年前の事を「この人は私にばかと言った」と突然思い出し怒り出す)

・ 想像性が乏しい
(例:3000ピースののパズルはなんなくできるが絵を同じ形に切り組み立てる事はできない/『そこのあれとって』は理解できない))
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アスペルガー症候群

2006/10/11 00:55
アスペルガー症候群 B+C
事例3kくん・・アスペルガー症候群
アスペルガーだといわれている著名人
トム・クルーズ:ロビン・ウイリアムス:アインシュタイン:エジソン:ダリ:ピカソ
アスペルガー症候群の特徴
・ 知的レベルは高い。一見言語の遅れがないようにみえる。

・ 他者と社会的な関係を持つことが難しい。相手の気持ちを察することが難しい。

・ 言葉を文法上正しく使うことはできるが、コミュニケーションが困難
(例:ビデオの台詞を丸暗記できるが対人関係ではおうむ返し)

・ 社会的なルールや常識が見えない。暗黙の了解ができない
(例:「今日のパーティはつまらないものでした」と発言する)

・ 言語能力が乏しい、立場の違いによる使い分けが困難
(例:『おかえり』『ただいま』の使い分けができない)

・ 注意を向けることが困難
(例:一度好きなことに熱中すると切り替えしができない)

・ 未知なものが苦手・わからないことはくるしい
(例:プレゼントわくわくした気持ちにはならない)

・ あいまいは苦手
(例:『もう少し』『もうちょっと』『だいたい』『もし』はわからない)

・ 時間の予測が苦手
(例:『あと30分で用意して』通じない→7:00起床7:10歯磨き7:20朝ごはん7:30登校など具体的に)

・ 冗談・嫌味通じない言葉の裏の意味は理解できない。言葉の意味はそのままとる
(例:電話で『おかあさんいますか?』『はいいます』→『代わって下さい』という意味がわからない)

広汎性発達障害(自閉症・アスペルガー症候群)の子どもが得意なこと
・ 好きなことへの集中力がすごい
・ 決まりごとに忠実
・ うそがつけない正直者
・ 誰にでも公平・平等主義
・ まじめな働き者
・ 具体的なことはよく覚え理解する
・ 目で見て記憶することが非常に強い。忘れない。
・ 決まったパターンの繰り返しが得意
・ 抜群の記憶力
・ ある分野で秀でていることがある

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環境への配慮・支援

2006/10/11 00:50
環境への配慮・支援
<支援の基本姿勢>・適応行動 ・・・環境調整
                  ソーシャルスキル(やり方を教える)
         ・認知・情緒・・・豊かな人間関係
                  遊びの充実
<具体的な方法>
1構造化
・ 入力する情報のしぼりこみ
(雑音がはいらないように)

・ 視覚か聴覚か得意なほうを選択する
(写真カードを使う。台詞を録音して聞きながら覚える*トムクルーズ)

・ 端的な言語で伝える
(「いけないよ」「こうするよ」など)

・ スケジュールを示す
(選択があるとむずかしい。日課が変わると不安定になる)

・ 禁止ではなく何をすべきかはっきりと伝える
(「友達をぶっちゃだめ」→「遊ぼうって言おうね/やめてって言おうね」・
「走っちゃだめ」→「ゆっくり歩こう」)

・ 冗談や皮肉・嫌味は言わない

・ 感覚の過敏さについて配慮する
(光に対して過敏な場合窓側の席は避ける)

・ 「避難場所」「安心できる場所」を用意する
(保健室などここへいけば落ち着く所)

・ 告知の重要性
(予定変更は必ず前もって個人的に伝える。終わりをはっきりさせる)

・ 過剰な刺激を防ぐ
(大声は苦手ほめたつもりが苦しめる)

・ スモールステップ
(上っていく階段の高さを調節し少しずつクリアできるようにする)

 2かかわりを大切に
・ 「かかわりたい」という願いを大切に 
(かかわりたいとう気持ちは持っているがそれをどうしたらいいのかわからず
困っている。)
・ その子なりのかかわり方を理解する。
・ 支えになる人になる
・ その子の内面を理解する
・ ソーシャルスキル(人に関心があっても付き合い方がわからない、一方的なかかわり方→よいやり方を教える。モデルを見せて練習させる)
・ 肯定的に接し、長所を見つけ才能を高める。
<支援のポイント>

*コミュニケーションの発達を促す*
無理に言わせない:人とのかかわりの中で育てるオウム返しや独り言は○

*遊びを広げる*         
遊びに変化をもたせる:遊べる場所を用意する:一緒に遊びこむ:生活場面を共有する
認められて大事にされていることの実感→情緒の安定・社会の広がり
「やってごらん」× 大人のリード× 

*かかわりをひろげる*      
かかわる楽しさを体験させる:大人の仲立ち:母親、保育者が安全基地になる
こどもや大人と一緒にいる機会をつくる:あせらず子どもにとってよい時間を用意する。
・ 基本的生活習慣をつける    
食事→環境を整える、約束事をつくり一貫して行う、偏食指導はあせらずだめなものはだめで工夫していく:気長に
   衣服の着脱→スモールステップ、言葉を添えながら



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問題行動・パニックへの対応

2006/10/11 00:48
<問題行動・パニックへの対応>


* 自傷行為への対応*
<原因>                <対応>
注目してほしいサイン         原因を見つける
失敗したとき             タイムアウト
要求が通らないとき         刺激にならなるようなことをつくらない             譲らない(叱らない)
触覚を使った遊びを→触覚の問題



* 執着行動への対応*
<原因>                     <対応>
二次元が落ち着く           こだわることに私たちがこだわらない
形態の変化が少ない          大好きなものを認めていく
視覚入力が未発達           力を生かして新しい場所へつなげて行く



 *パニックへの対応*
<原因>                      <対応>  
主張が通らない              原因を見つけてあげることが大切
体調不良                  予測つく物や事柄は取り除く
刺激の変化に対応できない          前もって視覚的に理解できるように 
                      タイムアウト 
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ADHD・LD

2006/10/11 00:30
ADHD(注意欠陥多動性障害)LD(学習障害)

事例4koちゃん・・ ADHD/LD 自閉症傾向の疑い

ADHD(注意欠陥多動性障害)の特徴
@ 不注意・・注意や集中が適切にできない状態。そのため目的ある行動がとりにくい
A 多動性・・状況や社会性に見て不適切で、目的のない行動をとってしまう傾向が見られる
B 衝動性・・思いついたことや外部からの刺激に対して反応を抑えられずに即座に衝撃的に反応し  
てしまう。
 A@+A+Bのタイプ  不注意・多動/衝動性混合型(最も多い)
 BA+Bのタイプ    多動/衝動性優勢型    (少ない)ジャイアンタイプ
 CBのタイプ      不注意優勢型       (ADD) のびたタイプ
 
特徴的な行動

A@+A+Bのタイプ  不注意・多動/衝動性混合型
・ 突然しゃべりだす 1、聴覚系の認知の問題
・ じっとしていられない            2、視覚系の認知の問題
・ 先生の指示に従えない            3、社会的知覚の問題
・ 友達とトラブルを起こしてしまう →    4、身体知覚の問題
・ 勝手な行動をとる        理由    5、衝動性
・ 集中できない                6、執着傾向
・ 反省しても同じことを繰り返す


BA+Bのタイプ   多動/衝動性混合型
・ 座っていても体が動いてしまう
・ 動きが激しい
・ 走り回る
・ 高いところへ登る
・ おしゃべり
・ 順番待てない
・ 人の話終わるまでまてない
・ 人を邪魔する


CBのタイプ      不注意優勢型(ADD)
・ ぼんやりしている
・ 人の話を聞いていない/不注意な誤りが多い
・ 気が散りやすい
・ 精神的な努力や根気のいることを最後までやり遂げることが出来ない/嫌がる
・ 物をなくす
・ 忘れ物が多い
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特徴

2006/10/11 00:21
発達過程での特徴
幼児期:むずがりやすい、睡眠の乱れ、なだめにくい
幼児期:じっとしていない、衝動的で乱暴、集団遊びできない
学童期:落ち着きがない、忘れ物が多い、学用品をなくす、時間を守れない


ADHDの子どものよいところ
・ エネルギーがいっぱい
・ 好奇心旺盛
・ 意気込みがある
・ 独創的
・ 想像力が豊か
・ ユーモアがある
・ 思いやりがある
・ 運動神経がよい

LD(学習障害)の特徴
<主領域>
@ 学力の特異な困難―読み・書き・算数(計算、推理)
A 話し言葉の特異な困難―聞く、話す
<参考領域>
B 社会性の困難
C 運動能力の困難
D 注意集中困難・多動性
@A          学習障害である
@A+BCD      学習障害である
BCD         学習障害でない




脳の障害の連続性

         軽度発達自閉症 LDとADHDの合併率
                          LDの30%
  軽度知的障害          学習障害            ADHDの50〜80%


       ADHD
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ADHD・LD児への支援・環境の配慮

2006/10/11 00:12
ADHD・LD児への支援・環境の配慮
・ 得意な事や頑張っている姿を認める
・ 発達場の課題かどうか見極める
・ 子どもの目線で付き合う
・ 子どもの思いや悩みを感じ取る
・ 生活環境を整える
・ 開かれた人間関係を作る
・ 支える周りの共同理解
・ 医療機関・関係機関との連携
・ 力が発揮できる教材教具の場の工夫
・ 気が散りにくいように環境を整備する
・ 記憶保持力の弱さを補う工夫
・ 集中力・根気のなさを補う工夫
・ エネルギーを発散させる場所

薬物治療について
中枢刺激薬(リタリン)を使用し70%くらいの効果があると言われている。落ち着かせることはできるが望ましい行動に導くことはできない
<期待される効果>
落ち着き・集中力がでる・衝動性/攻撃的な態度が減る・抑うつ/不安感の減少
<副作用・問題点>
・食欲低下・不眠・効果持続時間が短い

さけたいこと
・ きつく何度もくどくど怒らない(注意は短く具体的に)
・ 感情的にならず、本人が行動に気づくように注意する
・ ほめるときはクラスの中で、注意するときは個人的に
・ パニックを起こしたときはそっとしておきおさまるまで待つ

行為障害
 二次的な反応性の障害。生まれつきではなく一時的にはなかった問題を二次的に作ってしまう状態社会性の障害→非社会的(家庭内暴力など)反社会的(外に向かっての攻撃)
 
<参考>・・・行為障害DSM−Wより
・ 人や物に対する攻撃性
・ 所有物の破壊
・ 嘘をつくことや窃盗
・ 重大な規則違反など・・・
*軽度発達障害だからこのような事件が起きたのではありません。障害と事件とは直接結びつかないと診断されています。障害をもっているからこのような凶悪犯罪を犯すわけではないことを十分理解してください。
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私が関わってきた子どもたち

2006/10/11 00:03
私が関わってきた子どもたち
事例1tちゃん・・ 自閉症
過ごした時間:3歳から6歳
症状:コミュニケーションの障害・興味や行動の幅が狭く常同反復的・社会性・対人関係の希薄
   おうむ返し こだわり
得意なこと:電車の絵を描くこと・「おちゃをどうぞ」ごっこ
好きなこと・もの:みどりいろ・電車・足のほくろ・足ぶらぶら
 

事例2hちゃん・・ 自閉症
過ごした時間:3歳から6歳
症状:コミュニケーションの障害・興味や行動の幅が狭い・社会性・対人関係の希薄
得意なこと:おかたづけ
好きなこと・もの:幼稚園バスに乗ること・帽子


事例3kくん・・アスペルガー症候群
過ごした時間:3歳〜6歳
症状:急な変化にパニック、
得意なこと:大人のようなしゃべり方、記憶力、製作
好きなこと・もの:電車


事例4koちゃん・・ ADHD/LD 自閉症傾向の疑い
過ごした時間:4歳〜6歳
症状:不注意・多動/衝動性混合型、攻撃的、
得意なこと:車の車種丸暗記・標識の丸暗記・悪意のない暴言
好きなこと・もの:決まった絵本・じゅうたんの部屋・アンパンマンのカード


事例5h・・自閉症
過ごした時間:3歳〜6歳
症状:コミュニケーションの障害・興味や行動の幅が狭い・社会性・対人関係の希薄
得意なこと:新幹線の本読み
好きなこと・もの:ピンクのくまさんの服・新幹線・新幹線グッズ

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まとめとして

2006/10/11 00:00
まとめとして
 
100人子どもがいたら100人例外なく素晴らしい存在です。一人ひとりが「その子しかない個性」を持ち生まれてきます。その個性を伸ばすのに、時として先に生きているものの手が必要なときがあります。それは簡単なことではないかもしれません。でも、障害があるないにかかわらず、子どもに寄り添い、愛情豊かに接していけばその子にとって必ず良い環境になっていくと思います。
私は「障害」という言葉が好きではありません。「障害児」と言われてる子どもたちと関わっていく中で、私たちのほうがよっぽど「障害」だと思うときがあります。その子たちが生まれてきてくれているということは必ず意味があり、かけがえのないことだと思います。そして、その子たちから学ぶべきなのは私たちではないでしょうか。
みなさんがこれから親になったとき、幼稚園の運動会で、小学校の入学式で、中学校の授業参観で必ず出会うその子たちが「個性豊かなすばらしい存在」であるということを忘れないでいてください。
今もなお、誤解や無知により苦しんでいる子どもたちが一人でも多く、受け入れられ、生きやすくなるよう心から願っています。

          相田みつをさんのことばより
トマトがねえ
トマトのままでいればほんものなんだよ
トマトをメロンにみせようとするから
にせものになるんだよ
みんなそれぞれほんものなのに
骨を折って
にせものになりたがる




<参考資料>
「子どもの心が見える本」「気になる連続性の子どもたち〜ADHD・LD・自閉症」
「アスペルガー症候群・高機能自閉症」佐々木正美
「たっちゃんぼくがきらいなのーたっちゃんはじへいしょうー」
研修:「障害児教育を考える〜アスペルガー障害児・ADHD児への支援」
  :「自閉症圏内の子どもたちへの支援」
  :「軽度発達障害についてー学級内での理解と支援―ADHD広汎性発達障害を中心に」

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